修論発表直前の憂鬱 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 2月 07, 2023 発表のことは思い出したくない...いや,思い出せない...?記憶が...修士学生の大仕事・修論発表が近づいてきました.これまでの研究生活のまとめの場です.発表の場には,物理学科の全教員が参加し審査します.つまり,矢口研のフィールドである物性物理の先生のみならず,素粒子・宇宙論の先生方も参加するのです.それゆえ,なるべくいろいろな人に伝えるようなプレゼンテーションが重要となります.スタッフ一同,発表直前までお付き合いします リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
物理の実験やってる人はだいたいのことはなんとなくこなす 7月 07, 2023 最近ゼミで学んだロックインアンプに興味深々 卒業研究がスタートしています. 試料育成や基本的な測定方法を習得するため,弊研の4年生は銅酸化物超伝導体YBCOのゼロ抵抗観測に挑戦します. 合成では「量る・混ぜる・焼く・切る」というまるでお料理のようなスキルが,測定では「はんだづけ・電極付け・データ処理」というとても汎用性の高いスキルが修得できます. 続きを読む
US in TUS 5月 17, 2024 学生のセッティングで超音波エコーがみえた!!! (Nikon Z5 + Nikkor Z 50mm F1.2 S) 栗原は超音波測定しかできない実験屋です.他の測定は難しすぎる... 最近はM1の学生に手伝ってもらい,低温超音波測定用のプローブ作りや測定のためのセッティングをしてもらっています. 始めは苦戦していたM1学生も,なんとかコツをつかんだようです.念願の超音波エコー信号がみえました(写真左上,黄色い波形)! これで自信をつけてもらい,より難易度が高い物質の音波測定にチャレンジしていきます. 続きを読む
0から1は作れないけど、1/100を10/100くらいにするのはできる 6月 12, 2023 Amazonで購入した怪しい巻線機用ハンドル 超伝導転移は、物質の電気抵抗がゼロとなる完全導伝性、および物質内部から磁場が排除される完全反磁性で特徴付けられます。 矢口研ではこのうちの反磁性に着目し、Sr2RuO4の超伝導点移転を検出するためにAC磁化率測定法を用いています。 AC 磁化率測定では、二つのコイルが登場します。 一つ目は、物質に対して振幅数Oe程度の弱い交流磁場を印加するコイル。 もう一つが、そのときの物質の磁化を電磁誘導の法則を用いて検出するためのコイルです。 磁場の発生効率、また磁化の検出効率はコイルの巻き数に依るため、たくさんまきます。これでもかと巻きます。 磁場印加用のコイルは、だいたい2000ターンくらいです。気が遠くなりますね。 そこで誰でも簡単にコイル巻きができるように、巻線機なるものを用います。 写真は、栗原が組み立て始めた巻線機です。矢口研の現行品を改良し、さらなる巻きやすさを追求しています。 いろんな市販品を組み合わせ、一点物の装置を作る。実験の面白いところです。 続きを読む
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