物理の実験やってる人はだいたいのことはなんとなくこなす リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 7月 07, 2023 最近ゼミで学んだロックインアンプに興味深々卒業研究がスタートしています.試料育成や基本的な測定方法を習得するため,弊研の4年生は銅酸化物超伝導体YBCOのゼロ抵抗観測に挑戦します.合成では「量る・混ぜる・焼く・切る」というまるでお料理のようなスキルが,測定では「はんだづけ・電極付け・データ処理」というとても汎用性の高いスキルが修得できます. リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
0から1は作れないけど、1/100を10/100くらいにするのはできる 6月 12, 2023 Amazonで購入した怪しい巻線機用ハンドル 超伝導転移は、物質の電気抵抗がゼロとなる完全導伝性、および物質内部から磁場が排除される完全反磁性で特徴付けられます。 矢口研ではこのうちの反磁性に着目し、Sr2RuO4の超伝導点移転を検出するためにAC磁化率測定法を用いています。 AC 磁化率測定では、二つのコイルが登場します。 一つ目は、物質に対して振幅数Oe程度の弱い交流磁場を印加するコイル。 もう一つが、そのときの物質の磁化を電磁誘導の法則を用いて検出するためのコイルです。 磁場の発生効率、また磁化の検出効率はコイルの巻き数に依るため、たくさんまきます。これでもかと巻きます。 磁場印加用のコイルは、だいたい2000ターンくらいです。気が遠くなりますね。 そこで誰でも簡単にコイル巻きができるように、巻線機なるものを用います。 写真は、栗原が組み立て始めた巻線機です。矢口研の現行品を改良し、さらなる巻きやすさを追求しています。 いろんな市販品を組み合わせ、一点物の装置を作る。実験の面白いところです。 続きを読む
環境整備 2月 28, 2023 何かにつまずくとほんとに危ない...なので上から垂らすぞ,気をつけろ! 実験室のアレンジはとても大切です.作業しやすい環境を作ると,実験準備や実験そのものがしやすくなります. 床に配線類が散乱している場合には,つまずくことによるケガのリスクだけではなく,装置の落下などの事故にもつながります. 300万円の装置が落下...また科研費当てなきゃ...なんて状況はいやですね. そのため,ときに実験屋は大工に転職します.資材を組み合わせ,ボルトを回してラックの出来上がり. 続きを読む
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